次世代型飲食店「勝伝」始動 ― リニア搬送×AIで人手不足に挑む、革新の実験店舗 ―
最終更新日:2025年04月25日 15時30分

株式会社アスタリスク(東証グロース:6522)は、人手不足という社会課題に技術で挑む次世代型飲食店「白と赤との『勝つ勝つ伝説』(略称:勝伝)」を、2025年5月15日(木)に滋賀県栗東市にて新たにオープンいたします。AI認識技術やリニアモーター搬送の実証導入を見据えた“実験店舗”として、飲食業界における新たな自動化モデルの確立を目指します。
本店舗は、昼はセルフうどん、夜は酒類も楽しめる居酒屋スタイルへと変化する“ハイブリッド型飲食店”です。さらに、人追跡AIや顔認証を活用した最新のセルフオーダーシステムを導入し、将来的にはリニアモーターによる自動搬送の実装も見据えた、テクノロジーと現場運用が融合する実証店舗として展開します。店舗運営は、アスタリスクの認識技術を軸にソリューション開発を行う子会社、株式会社自動レジ研究所が担います。
当社はこれまで、セルフうどん店舗において、人追跡AIや顔認証といった先進技術を積極的に導入し、店舗運営を通じて認識技術の精度向上に取り組んでまいりました。こうした現場でのリアルな知見を活かし、人手不足の深刻化や業務の効率化といった社会的課題に対し、より柔軟かつ実用的なテクノロジーの導入を追求しています。
今回オープンする新店舗「勝伝」では、当社が開発を進めるリニアモーター搬送技術「AsReader HAKOBU」の実装を見据えた設計を採用。初期段階ではオペレーションの安定化を優先し、リニア搬送は未導入としますが、セルフオーダーシステム「フラビウス」(提供:グローバルネットワークサービス株式会社)を導入し、将来的な自動搬送との連携を前提としたインターフェース設計を取り入れています。各注文は座席ごとに紐づけられており、調理完了後にリニア搬送による自動配膳を可能にする基盤構築を進めています。
当社独自に研究開発を行うリニアモーター技術は、単一方向の動きにとどまらない「平面リニア」構造を採用しており、多方向での搬送を可能とします。2025年末から翌年にかけて、本技術の店舗内実装を予定しており、飲食業界における新たな自動化のスタンダードを目指します。今後も実店舗でのユーザー行動やオペレーションデータを蓄積・分析しながら、段階的な社会実装と外販展開に向けた取り組みを推進してまいります。
アスタリスクは今後も、深刻化する人手不足という社会課題に対し、現場の実情に即した自動化・省力化ソリューションの開発・導入を加速してまいります。飲食業界にとどまらず、小売、物流、製造など幅広い業種・業態に向けて、生産性向上と持続可能な運営体制の実現を支援すべく、当社独自の認識技術と先端テクノロジーを活用し、現実的かつ実効性のある課題解決を提供してまいります。
【新店舗 概要】
店名 :白と赤との「勝つ勝つ伝説」(略称:勝伝)
所在地 :滋賀県栗東市小柿7丁目9-11 滋賀中央ビル1F
オープン日 :2025年5月15日(木)
コンセプト :「頑張る人を応援する飲食店」
業態 :ハイブリッド型飲食店(昼:セルフうどん/夜:酒類提供あり)
営業時間 :勝伝(夜営業):14:30〜22:00(予定)
こがね製麺(昼営業):11:00〜15:00
運営 :株式会社自動レジ研究所(株式会社アスタリスク100%子会社)
特記事項 :最新の顔認証・セルフオーダーシステムを導入
リニアモーターによる自動搬送は今後段階的に導入予定
勝つ勝つ伝説ロゴ